「評価の時代」を読み解く
教育目標・評価研究の課題と展望
上巻・下巻
教育目標・評価学会 編
定価 : 本体 2,200 円 + 税
A5判
上巻: 190ページ・ISBN978-4-8208-0522-9

下巻: 178ページ・ISBN978-4-8208-0523-6

2010年12月20日発行



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 教育目標と教育評価を研究対象とする専門の学会が1990年に誕生して、20年を迎えた。その設立趣意書(「教育目標・評価学会結成趣意書」1990年8月6日)によれば、この研究が及ぶ範囲は学校教育にとどまらず、保育・福祉・医療の分野、さらには労働現場や家庭までも射程に入るものとされ、教育学や心理学の研究者のみならず人文・自然・社会諸科学の研究者をも結集する総合学会となることが意図されていた。それから20年が経ち、その設立趣意書の構想には及ばないものの、教育目標と教育評価に関する研究は、質量ともに確実な蓄積をみせている。
 その蓄積をもたらしたものは、学会に結集した研究者による日々の研鑽に負うところが多いとしても、学会設立の当初における予想をはるかに上回る、教育目標と教育評価に関わる激動が、その研究の対象を拡大し、深化を求めてきたということも大きな要因であった。その激動を思い切って一言で表せば、肯定と否定、積極と消極の両面または相克を含んで「評価の時代」の到来と名付けてもよいだろう。この「評価の時代」は、グローバルな様相を持って、教育とそれを取り巻く環境に活況と矛盾をもたらすことになった。
 本書では、この20年の蓄積を「教育方法学」「社会・政策」「歴史」「心理学」そして「各教科・領域」から分析し、その成果を明らかにしつつ、今後に向けての課題を掘り起こしている。
 本書に刻まれた各論考は、現在および将来、「教育目標・評価研究」に携わっている研究者や、携わろうとしている研究者たちに、多くの貴重なメッセージとなるであろう。
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