人間関係力を育てるソーシャルスキルワーク関連資料を紹介します
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日本標準
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Q1. このワークは,いつ実施すればよいのですか?
A1
ーシャルスキルワークは,
各学年とも年間8単元,1単元の
実施時間は約45分です。通常の授業内で実施していただけます。
ソーシャルスキルワークは,
道徳や特別活動,生活科などと関連づけた活動ができるので,道徳の時間などにソーシャルスキルワークを取り入れることもできます。
例えば,道徳の時間に「信頼・友情」について学習した後に,ソーシャルスキルワークの「相互理解のための言葉・表現スキル」のワークのような関連する題材を実施します。ワークに提出されているような実際の生活場面での問題に取り組むことで,実生活で使えるスキルを学ぶことになり,より効果的な活動となります。
(
ソーシャルスキルワーク>を取り入れた「道徳」の年間指導計画例は、
ソーシャルスキルワーク関連資料をご参照ください。)
また,生活実態調査などによって学級としての課題を見つけた場合など,ソーシャルスキルワークの順番にかかわらず,課題に対応したワークから実施することも可能です。
A2
ソーシャルスキルワークは,
児童の社会性・人間関係力を育成する教材です。検査教材のように児童の社会性を測定評価するものではありません。実施方法も,それぞれの児童が個々に取り組むだけではなく,
クラス全員がいっしょに取り組める教材です。
先生がワークの内容にそって課題を示し,児童は普段の自分の様子などをふりかえりながら解答します。児童一人ひとりがスキルを学ぶとともに,
それぞれの解答をクラスのみんなで確認しあい,よりよい解答や,自分たちのクラスに合った「マナー」などを考えるきっかけをつくる教材です。
Q3. 特別支援教育に関する専門的な知識は必要ですか?
A3
特別な専門知識は必要ありません。どなたでも実施できる教材です。
付録資料の教師用赤刷りには,ワークを実施する上での発問例を具体的に示してあります。また,児童の解答に対して,有効な指導例も記述してあります。
指導計画作成の参考となる教師用指導書も付いており,特別な支援の必要な子への対応例や事後活動のためのプリント例なども提示してあります。
Q4. ソーシャルスキルワークで,どのような授業を行えばよいのですか?
A4
ソーシャルスキルワークは,導入ページと3ページ分のワークの計4ページで1単元の構成になっています。45分の授業ですべて実施しても構いませんし,数回に分けて実施することもできます。
例えば,「あいさつ」の単元では,単にあいさつの言葉などを覚えるだけでなく,普段の自分の様子をふりかえり,自分にとってもまわりの人にとってもよりよいマナーについて考えるような活動を大切にしています。そのため,指導に際しては,最初から「正しい答え」を教えるのではなく,それぞれの児童の解答を紹介しながら,クラスとして「正解」を考える活動に結び付けるなどするのもよいでしょう。
また,
ワークに提出されている問題のシチュエーションを使って,ロールプレイをさせるのも効果的です。その際,学校や地域の実態に合った設定に変えて実施してもよいでしょう。あいさつの仕方や謝り方など,ワークに書かせると正しい答えを書ける児童でも,実際の生活場面ではなかなか声が出なかったり,乱暴な言い方になってしまったりすることがあります。知識を行動に結び付けるためにも,ロールプレイなどを授業に取り入れることで,より効果的にスキルとして身につけることができます。
Q5. なぜ,設問文などが語りかけるような表現なのですか?
A5
一般的な教材では,児童が一人でも学習できるように作業内容が特定できるような設問文にしていますが,ソーシャルスキルワークは,先生が児童に語りかけるような表現にしています。また,先生の発問を聞いてからでないと,具体的な作業内容がわからないようにしたワークもあり,児童の「聞く姿勢」の育成にも役立ちます。
発問については,各単元の
教師用赤刷りに発問例が記載されていますので,そちらを参考にしてください。
Q6. ソーシャルスキルワークは,どのように評価するのですか?
A6
このソーシャルスキルワークでは,学力検査のように
数値化した評価は行いません。また,教師用赤刷りに示した例以外の解答を必ずしも間違いとする必要はありません。ソーシャルスキルワークでは,
自分たちで正しい方法を見つけることも重視しているので,児童の解答はまずそのまま受けとめた上で,児童の実態に合った指導をすることが大切です。
このワークでの活動の成果は,それぞれの教科学習内(例えば,社会科の調べ学習での発表の仕方と聞き方など)や,学級活動、あるいは家庭生活などでの児童の変化から見て取ることができます。
また,
教師用指導書には児童用の生活アンケートの例を提示してあります。年度の初めと年度末に実施することで児童の変容を確認でき,児童自身の気づきにも役立ちます。
Q7. どうすれば,児童が積極的に活動に参加しますか?
A7
自分の考えや気持ちを表現するのは,大人でも慣れないと難しいものです。そこで,
クラスの実態によっては簡単な「心ほぐし」をしてから取り組みましょう。教師用指導書「授業の前に」などで紹介されているミニゲームを行い,リラックスさせてから取り組むとよいでしょう。
また,児童が構えることなくワークに取り組める環境をつくるためには,この時間は「間違ってもいい」という前提をクラス全体が共有する必要があります。友達が間違えた場合も笑ったり冷やかしたりしないことをルールとして守らせましょう。他の授業でも,
発言しやすい雰囲気,支えあう関係をつくるために,まずこのルールを定着させることが大切です。
Q8. 年間8単元の活動だけで,ソーシャルスキルが身につきますか?
A8
ソーシャルスキルワークでコミュニケーションスキルなどのさまざまなソーシャルスキルを学んだとしても,社会に適応できる[人間関係力]の育成という点では不十分です。やはり,道徳や特別活動,学級活動,家庭生活の中などで,獲得したスキルを徐々に習熟させる必要があります。また,その時間内のワークでは修得が不十分だった場合,教師用指導書に掲載しています「事後活動用の補助プリント」などを活用し,学級活動の中で定着させるようにするとよいでしょう。