法隆寺(ほうりゅうじ)と同じ,
高度な建築技術(ワタリアゴ)


発見された建築材の中から,釘(くぎ)やネジを使わないで木を組む技法が確認されました。「ワタリアゴ」という技法です。横に架(か)ける材に「ほぞ穴」を2個所開けて,材と材を交差させて組み合わせる建築技術です。
この技術は建築において現在も一般的に使われていて,これまでは法隆寺(ほうりゅうじ)の金堂(7世紀後半)に使われていた物が最古と考えられていました。
この事から,縄文時代の建築技術は,これまでの考えを覆(くつがえ)すほどに発達していた事が確認されました。
縄文時代の建築は,森から木を切り出し,運び出し,加工し,柱などを立てて行くという工程で進めていったのでしょうが,人の手と石器類しか持っていなかった縄文人が,この「ワタリアゴ」のような現代にも通じる高度な建築技術を持っていたり,およそ6メートルもの巨大な建物を建てていた事はおどろきです。