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会長 Diary

教育への思いを徒然につづった日記帳

全国学力調査の怪

5月2日の日曜日。昨晩はカミナリが鳴り響いていた。

今朝は晴れ間が見えているが、まだ不安定のようだ。

 

今年も全国学力調査が予定されている。

ウイルス禍で昨年は中止されたが、今年は1か月遅れの5月27日の予定。

小学6年生と中学3年生全員を対象に、国語と算数(数学)の学力や学習状況を把握分析し、今後の教育施策の改善に役立てることを目的として、2007年から実施されている。

 

しかし、問題が多すぎる。

なぜ、悉皆(全員)調査が必要なのか? 抽出ではいけないのか?

全員が参加するから、話題と関心はその順位となる。

○○県が1位、○○市の順位が下がった。○○小学校が隣に勝った・・・。○○先生のクラスがトップ、・・・。

全国各地区で、このような比較の議論が毎年繰り返される。

学力状況の把握が目的なのに、現実は全国学力コンクールだ。

 

実施される調査問題は毎年変わる。

ということは、昨年より得点が上がったとしても(下がったとしても)、それが学力が上がった(下がった)という根拠には、必ずしもならない。(問題が違うから)

それが毎年繰り返されている。50億円以上の費用をかけて。

そして、順位争いのコンクール騒ぎだ。

順位を下げないために過去問トレーニングに時間を割くことが、ほぼ常識にもなっている。

 

近年、この問題の解決を探る取り組みが各地でされている。

問題は違っても、そのレベルを合わせることで、学力状況の変異を経年で把握する方法である。

しかし全国学力調査は、今のところその方針に立っていない。

 

ウイルスで昨年は中止された。

では今年はウイルス問題が解決したか? ・・・否!

 

5月27日の全国学力調査の実施は、その後に続くオリンピック・パラリンピックの強行の様子と似ていないだろうか。

なぜか、焦り過ぎのところが・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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