小学校入学までに身につけたい力を育てる

月刊プリント教材・年長児用「もじかずぽん」

もじかずぽんQアンドA

【もじについて】

Q:市販の練習帳などでは、字形の簡単な「つ」「く」「し」といった文字から始まりますが、なぜ「あ」から始まるのですか?
A:『もじかずぽん』では、ひらがなが読めること、語彙をふやすことをおもな目標にしております。「あ」のページで「あ」のつく言葉探しをして、語彙を増やしつつ「あ」の字形に慣れていきます。それで、50音の初めの文字から始めることにしました。また、小学校入学までに「自分の名前」を読めて書けるようにするという目標もあります。名前には字形の難しい・易しいは関係ありませんので、「あ」から始まっています。
Q:うちの子供は左利きなのですが、直す必要はありますか?
A:とくに必要はないと思われます。以前には矯正することもあったようですが、今では左利き用のはさみがあり、練習帳も左利きに配慮したものもありますし、学校でも直すようにとは言われないようです。お子さんがお箸や鉛筆、はさみなどを左手で使っているようなら、今から右に直そうとすると負担がかかると思います。
Q:もじかずぽんのほかにも、家で何か指導したほうがよいのでしょうか? また、何かよい教材はありますか?
A:文字・数の勉強は、小学校に入学してから本格的にはじまります。現段階では、お子さんが持ち帰った『もじかずぽん』を見ながら、実施時の様子をきいたり、やってみてどうだったかなどの感想をきいたりする程度でよいと思います。もし、「もう少しやりたい」とお子さんが興味を示すようでしたら、弊社の家庭用教材「はつらつ ぴぴっと」をご紹介します。
Q:漢字も教えてもよいのでしょうか?
A:お子さんが自分の名前の漢字を書きたいと興味を示しているようならよいとは思います。ただ、『もじかずぽん』では、小学校入学までに自分の名前がひらがなで読み書きできること、コミュニケーション能力の基礎である文字について関心を持ってもらうことを目標にしていますので、とくに指導するようなプリントはご用意していません。また、今の段階で書き順などまちがえて覚えてしまうと、後から直すのは大変です。漢字は1年生2学期からの学習になりますので、あまり早くからやらなくてもよいのではないかとも思います。
Q:えんぴつの持ち方が、なかなか上手にできるようになりません。どうしたらよいでしょうか?
A:えんぴつの持ち方は、とても大事です。変な持ち方を覚えると、手が疲れてしまい、集中力が欠けることにもつながります。中指の第一関節の上にしっかりとえんぴつが乗っているかどうかをポイントにみてください。そして、中指の第一関節・人差し指・親指の3点でしっかりとえんぴつを支えられるようにしましょう。4月の「えんぴつの持ち方」の写真を見て、まねてみてください。
Q:字を覚える時に、大切なポイントはなんですか。
A:それぞれの字を覚えることはもちろんですが、生活の中の字を読ませるなどの工夫をしてみましょう。駅名の看板を見た時に、「習った字が入っているね」などと気づかせるとよいでしょう。また、生活の中にあふれている字を一緒に読んでみるなどしてもよいかもしれません。

【かずについて】

Q:仲間集めがよくわからないようです。どうしたらよいでしょうか。
A:プリントをやることである程度わかるようになりますが、生活の中で使っていくことも大切です。机の上に2〜3種類のものをおいて、仲間集めをしてみるとよいでしょう。たとえば、お菓子などを使ってみると、子どもが熱中すること間違いなしです。そして、「一番仲間が多いお菓子をあげるよ」などと声がけするとよいでしょう。
Q:多いとか少ないという考え方を、もっとわからせるためには、どうすればよいですか。
A:小学校の算数で取り扱う量には、分離量と連続量があります。分離量とは,りんごの個数,子どもの人数,鳥の数など、数えられるもののことです。(0と自然数1,2,3……で表せます)連続量とは、数えられないもののことです。水やジュースなどの液体、長さ、重さなどがあります。多いとか少ないという場合には、お菓子と入れ物というぐあいに、生活の中で1対1対応をやらせてみるとよいでしょう。また、液体などでは、コップにジュースを同じ量だけ分けてみるなども大切です。ジュースをコップに入れて子どもに出すのではなく、「あなたとママが同じ量になるようにジュースを入れてくれる?」などと、自分でやらせてみるとよいでしょう。それから、「ママより少し多めにジュースを入れていいわよ」などと、レベルをあげてみるとよいでしょう。
Q:数字は書けるのですが、実際の物とつながらないようです。どうしたよいでしょう。
A:最初は、「いち、に、さん…」と物を一つずつ脇にやっていきながら、数を数えさせるとよいでしょう。そして、少しずつ、5までの数なら、見ただけで物の数やタイルの数がわかるようになるとよいですね。
Q:プリント学習を進めていく中で、どんな変化が起きるとよいのでしょうか。
A:たとえば、今まで兄弟姉妹で物を分ける時に、何も文句を言わなかったのが、「ちゃんと分けてよ!」とか「ぼくが分けたい!」などと言えるようになるとよいですね。それが、数を数えたり、分けたりするという算数の基礎につながります。

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