日本標準ブックレット No.7 
 
パフォーマンス評価
-子どもの思考と表現を評価する-

来春発表される新学習指導要領では、思考力・判断力・表現力が重視されます。
「パフォーマンス評価」は、その思考力・表現力を評価し授業に生かす方法です。

 
●松下佳代 著
(京都大学高等教育研究所開発推進センター教授)
●定価 630円(本体600円+税)
A5判、72ページ
ISBN 978-4-8208-0313-3


 「パフォーマンス評価」とはどんな評価なのでしょう?たとえば、次の小学6年生に向けて実施したパフォーマンス課題を見てください。
 ハイキングコースを歩いていると、ある地点でレストハウスまでの道が二手に分かれていました。さつきコースが全長3kmで、けやきコースが全長5kmです。ゆう子さんのグループはさつきコース、あきお君のグループはけやきコースを行くことにしました。10時に二手に分かれて、ゆう子さんのグループがレストハウスに着いたのは11時でした。30分後にあきお君のグループが到着しました。
 どちらも休憩なしで一定の速さで歩いたとすると、どちらのグループのほうが早く歩いたと思いますか?考えたこととその理由を書いてください。                 (問題文を要約)
 この課題では、「考えたこととその理由を書く」ようになっているため、子どもたちの考えたプロセスや、それを伝える力(コミュニケーション力)を見ることができます。子ども一人ひとり全く違った解答がされ、ふつうのテストではわからない子どもの姿が見えてきます。全国学力調査テストでも、子どもたちの思考力や表現力を問うPISA型の問題が多く出題され話題になりました。しかし、それを評価して、子どもたちの指導に生かしていく手立ては示されていません。子どもの「作品(のできばえ)」「演技」などのパフォーマンスを評価するこの方法は、これからの教育評価と指導のあり方に大きな一石を投じるものといえます。

[主な内容]
第一章 パフォーマンス評価とは何か
第二章 パフォーマンス評価の方法
第三章 パフォーマンス評価の特徴と課題
第四章 学校でこそパフォーマンス評価を

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