東京大空襲、東日本大震災、そしてパラリンピック

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日本標準

パラリンピック開催中である。

日本選手団は、オリンピックに負けず大活躍だ。
あっという間に金メダル2個(しかも一人で)である。
銀や銅もある。

昨日、ニュースでその様子を見た。
スーパー大回転というのだが、すごい迫力だ。
1本のスキーの板で滑るのだが、とにかく想像もつかないほどの角度とスピードだ。

何という技術の高さ、そしてそれを可能にした努力と精神力に圧倒された。
・・・そして感動した。

間違いなく、オリンピックより私の心を強く打った。


さて今日3月10日は、東京大空襲の日と言われる。
(何回も空襲を受けたが、特に10日が大きかったから)

そして明日は、東日本大震災から丸3年の日だ。

もっと、ずーっとあとの時代になれば、この2日は過去の歴史の中で日本が特に大きな傷を負った日として、並べて語り継がれるようになるかもしれない。


この土日は、TVでも軒並み「震災から3年」という特別番組が組まれていた。

私は少ししか見ていないが(つらくて)、高齢の方々も、1家の大黒柱も、高校生たちも、小さな子どもたちも、カメラの前でかなり無理して笑顔を見せたり、希望を語ったりしていた。

でも、その人たちは、親を亡くし、子どもを亡くし、兄弟を亡くし、家を無くし・・・という人たちばかりだった。

悲しいに決まっている。
折れそうになる心を、必死に我慢していることがわかる。

震災から3年。
何も、何も目途(めど)が立っていない。


今日10日の日経新聞では、「震災復興まだら模様」とあった。
被災地の首長に聞いたら、8割の首長が「復興は4割以下」と答えたそうだ。

そして際立って遅れているのが福島であると。
これは、当然原発がらみだ。

そういえば、今朝のニュースで聞いた。
原発に関するアンケートで、「脱原発」と「将来的に減らす」を加えると8割だったらしい。

これが、民意というものではなかろうか。

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