池袋へ出かけた

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日本標準

6月27日の日曜日。 今は晴れてるけど、これから荒れるらしい。

 

昨日の土曜日、池袋に出かけた。 

職住接近で埼玉住まいの私は、コロナ禍以来ほとんど東京に行かない。電車に乗らない。

で、池袋に出かけた。 絵本作家の田畑精一さんの追悼展(ギャラリーみちくさ)に。

「おしいれのぼうけん」(童心社)で有名な方だ。

この作品は、田畑さんの絵、古田足日さんの文章、そして名編集者酒井京子さんという偉大な三人による共同作品と私は受け止めている。

それで、古田さんと田畑さんは亡くなられて、ひとりお元気(まだ若いから)な酒井さん(現在童心社会長)に会いに行ったのだ。

縁あって、酒井さんとは長くお付き合いやご指導をいただいている。

昔から会社の仕事上のお付き合いはもちろんあるが、私は何といっても名編集者としての酒井さんのファンでもあるのだ。

今まで回数は多くないけど、会うと楽しい話が尽きない。

昔、いわむらかずおさんの美術館に連れて行ってもらったこともある。

 

コロナ禍で、会いたい人にも会えない状態が続いている。これは本当につらい。

追悼展へのお客さまへの応対で忙しい中、酒井さんと久しぶりに1時間ほど話ができた。

お元気な様子もわかって、おしゃべりに心が温まって池袋から帰ってきた。

 

今の時代、会いたい人に会えることがどんなに大切なことか、今さらながら思い至った。

日曜日のお昼前、家の前の通りに子どもの声は聞こえない。

 

 

 

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