「異次元」と言われても

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日本標準

2月19日の日曜日の朝。 庭の梅のつぼみが膨らんで、花が咲きそうだ。

今週からちょくちょく旅に出る予定なので、少しでも暖かくなってほしいな。



仕事の関係で、いろんな人に会い、話を聞く機会も多い。

このところ必ず出る話題は、戦争への不安と、政治がわからないということだ。

少なくとも、この日本で戦争をしたいと思っている人はいないだろうに、戦争の不安が募っている。

「反撃能力」の具体化を肌身で感じるからだろう。

「台湾有事」に、日本が参加することをアメリカが高く評価しているという報道もされている。そうなの?

タモリ氏が「新しい戦前になるんじゃあ・・」と語ったことが話題になったが、メディアはその後ほぼ取り上げない。

あの続きを、みんなで考えなくてはならないときだと思うのだが。

漫画「はだしのゲン」が、平和教材から削除されると広島市教委が発表した。「漫画の一部では被爆の実態に迫りにくい」という理由らしいが、削除したほうがさらにわからなくなるだろうに。

私はその昔、原作者の中沢啓治氏に会ったことがある。素朴な情熱家だった。

どうしてあちこちで戦争への外堀が埋められようとしているのだろう。だれも望んでいないはずなのに。



もう一つが政治がわからないという話だ。

「異次元の少子化対策」という表現や、同性婚の法制化について「社会全体の雰囲気にしっかり思いめぐらせ・・・」という表現、わからない。

異次元ではなく、だれもがわかる当たり前の対策をしてほしいし、雰囲気で語ってほしくない。



コロナ禍以来、「メタバース」の世界が広がり、毎日の生活の中の「言葉の力」「生きた会話」が減っていることを心配する毎日である。

今、子どもの言葉の数が減っている・・・。

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