川原の彼岸花を見ながら

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日本標準

9月14日(日)の朝です。この数日で、最も青空がきれいな朝です。
いつも歩く河原に、彼岸花が咲いていました。

ところで皆さんはこの夏、カラリとした夏空を何日経験しましたか?
突然の豪雨、蒸し暑さ、そして土砂崩れや突風などの印象は強い。
というより、まだその心配は今も続いていますよね。

豊かな四季の変化が、日本の美しさや自然の豊かさを際立たせているのでしょうが、最近は春と秋が短くなってきているような気がします。少し淋しい。


NPO日本標準教育研究所では、この数年「教師の多忙感」の問題に取り組んできました。
全国の先生がたに聞き取り調査を実施し、分析結果を発表してきました。
そして昨年と今年の8月には、「多忙感」をテーマにした教育シンポジウムも開催しました。

おかげさまで、最近この問題がいろいろとマスコミにも取り上げられるようになってきたのですが、それらの報道への反応でいちばん多いのが「先生たちのそんな状況を知らなかった」という声です。

先生がたは、保護者への対応、提出文書の作成、部活の指導などで、「自分の時間」をすり減らしています。もう限界に近い。学校に寝袋持ち込んでいる先生がいるんですよ。

毎年8月末には全国学力テストの結果発表があります。
全国の小学校と中学校では、この時期ピリピリと緊張感が走ります。
自分の学校と自分たち(校長以下全員)が、平均正答率の順位によって全国と比較されるからです。
そして9月は、それぞれの地域と学校で、その結果に対する分析と対策が発表され、来年のテストに向けての対策がスタートします。

これらの状況、もう少し何とかしなければならないと思いませんか?
(このテスト、平均点の1点や2点で順位はガラリと変わる!)
(OECDでは、保護者の経済力が結果を左右すると発表!)

学校とは何か? 教育とは何か?
私たちの研究や調査から見えてきたものは、実は、そんなもっとも基本的なテーマだったのです。


私たち日本標準では、この問題に取り組む手掛かりとして、
新企画「授業ナビ」を発表しました。
学習目標に到達する・・・、授業計画をマネジメントする・・・。
それをまとめて「カリキュラムマネジメント」です。

「教師の多忙感」が少しずつでも解消されることを願っています。

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